バブル期のリゾートマンション、定住化へ

1990年代に建築ラッシュだった“リドートマンション”。
近年は、中高年世代の間でひそかなブームとなっているようです。
バブル期には高値が付けられていた部屋が今では10万円台で買える物件もあり、
その部屋に定住される方が増えています。

大浴場やプール・カラオケルームなどの豪華な共用施設が利用できるリゾートマンション、
当時は「億ション」として取引されていた事例も珍しくありませんでした。
しかし、今ではそれが何十分の一どころか、何百分の一で購入可能なのは、当然、理由があります。
それは、その物件に対して掛かる管理費等のランニングコストが滞納となっており、
新たに購入する方が、滞納分を負担しなければならないからです。
しかし、住戸によって異なりますが、滞納負担額も100~200万円程度につき、
その額を支払うことで豪華リドートマンションに居住できるメリットを感じている方が増えているのです。

新潟県の湯沢町は全国屈指のリゾート地。
全国のリゾートマンションの約2割が集中する地域です。
近年、この地域でもリゾートマンションでの定住者が増え、
10年前の定住者は450人程度だったのが、今では1000人を超える勢いで増えています。

リゾートマンションは、一般のマンションに比べると管理費等は少し高めですが、
大浴場やその他の共用施設が利用できることを考えれば、逆に割安感があるかもしれません。
また、湯沢町では地元のスーパーが週5回の無料送迎ショッピングバスを運行し、
町中心のショッピングセンターへ連れて行ってくれるサービスなども、
定住者を増やす要因となっているようです。

 

しかし、定住するのは中高年・高齢者につき、地域の高齢化特有の諸問題もあるようです。
リゾートマンションは今後、都市部でも広がるであろうマンションの空き室対策や
高齢化問題の先進地という様相も帯びているかもしれません。

 

 

 

 

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