相続節税対策を行うためには相続人の事情の把握と配慮が大切

~相続人の確認と現状把握をする(感情面の配慮が大切)~

相続の手続きを進めるには、目に見える財産と相続人を確認しなければなりません。
ときには相続人の人柄や家族の人間模様まで隠すことができない事態になることもあります。
相続は、財産の内容だけでなく相続人の状況により、大きく変わることがあるのです。
深刻な対立や争いを未然に防ぎながら、配慮のある相続を実現するためには、
ありのままの状況を確認、把握して情報をオープンにし、相続人が共有することが大切であり、
そこからスタートとなります。

一般的には、相続人が誰かは家族がお互いにわかっているはずです。

しかし、他人にはわかりえない特殊な事情もあります。
たとえば、被相続人に隠し子がいて認知していたとか、小さい頃に養子に出された兄弟姉妹がいたのに
交流がなくて知らなかったということも現実にはありえるでしょう。
養子や認知された子と、実子との間では、円満な話し合いができないことも考えられます。
よって必ず被相続人の戸籍謄本を取り寄せて、相続人が誰なのかを確認することが必要です。
また、配偶者であっても、後妻の場合や、先妻の子や後妻の子がいる場合にも、
円満な話し合いが難しいことがあります。さらには、相続人がすでに亡くなっており、
代襲相続人が相続する場合も他の相続人との間に温度差があることも見受けられます。
一方、家族関係は複雑でなくても、相続人により生活環境や健康状態が個々に異なるのが当然です。
病気をかかえていて仕事ができないということもあるかもしれません。
離婚して一人親の家庭、あるいは退職して無職になったということもあるでしょう。
相続人が独人ということもあれば、結婚していて子供の有無によって違いが出てきます。





このように、相続人の状況を確認することにより、対策の方向性が見えてくることでしょう。
勿論、家族が協力し合い、円満に手続きされるご家庭もあります。
相続をきっかけとして家族の絆を大切にしていこうという気持ちが感じられるのですが、
それには亡くなった方が生前からいろいろなことに配慮してこられた前提があり、
物理的な財産よりも家族の和や思いやりを優先してこられた価値観があったからだと思われます。
今までの経験から言えることは、相続では配慮のある生前対策をしておくことが大切で、
そうした相続の準備がないと、残された家族は迷い、主張し、争うことになるということです。
相続を円満に乗り切れる財産にしておくことは勿論ながら、そうした経済面の対策と併せて、
感情面の部分にも配慮しなければ上手くいかないのが現実です。

相続の問題の多くは「不動産が原因」と言われます。
また、“節税のカギ”としても不動産が大きな要因です。

 

 

 

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