相続した家がゴミ屋敷だった場合の対処法と相続放棄という選択

まずは、土地の価値を知ろう

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実家や親戚の不動産を相続することになったが、相続後に困ったことになることがしばしばあります。

たとえば、相続した土地建物が「ゴミ屋敷」だったなんて話をご存知でしょうか?
散々な状態が外からはわかりにくいこともあるようです。

ドアを開けた瞬間に、いくつものゴミ袋が積み上げられた光景に凍りつく…なんてことも。ゴミ袋の中は荒ゴミだけでなく、古くなった電化製品も入っていたりします。部屋の中は、キッチンから寝室までゴミの山。そんなシーンに出くわすと逃げ出したくなりますよね。

でも、自分が相続人になってしまった後では、どうすれば良いのでしょう。

 その対処法について考えてゆきましょう。

まずはその不動産に価値があるのかを調べるのが大切です。法務局へ行って登記簿を閲覧すると、不動産の状況がわかります。価値について自己判断ができない場合は、専門家に相談するのもいいかもしれません。

ゴミを処分して家を解体することで価値が出るケースもあります。

相続放棄という選択

土地に価値が認められない場合、相続放棄という選択もあります。そちらの方が結果的には、利益がなくても損もないことになり得ます。

なぜならゴミの処分に予想以上のお金がかかるからです。また建物自体が古い場合は、建物の解体も必要です。そうなると、ゴミ収集と建物解体は別々に依頼が必要になり、経費も倍増します。

ゴミ処理も、家庭用のゴミ処理ですまないことがほとんどで、産業廃棄物扱いになりトラックで運ぶので、費用も70万~100万円…量によってはもっとかかる場合もあります。たかがゴミと言えども高くつくので、相続したのが不幸の始まりにならないような対処法が大切です。

土地の評価も低い、ゴミ処理に莫大な費用がかかるという時は、相続放棄をおすすめします。

ただし、相続放棄は被相続人が亡くなったことを知ってから3ヶ月以内に行わなければ相続したとみなされますので気をつけてください。放棄申請中にゴミを捨てるのも注意が必要です。資産の処分という単純承認だと取られかねないことになります。

経済的に余裕があるなら土地活用を

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ゴミ処理費用などの資金がある場合は、その土地を活用することもアイデアです。経済的に余裕があり、面倒なことが嫌ならば、一軒分まるごと処分してくれる業者もあるので、ゴミ処理と建物の解体をまとめて依頼することも可能でしょう。

一旦、サラ地になった所に、賃貸マンションを建てたり、駐車場にしたり、様々なことが計画できます。賃料を収益にできるのが魅力ですね。

ただ、新たに固定資産税などが発生しますので、手続きや税制については、充分確認して検討するのが良いでしょう。

 

関連ページ:資産(土地)有効活用→/contents/consultancy-business/effective-use/

 

 

 

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